「ドネツク人民共和国」で外出禁止令と通信の検閲始まる ロシア国営メディア

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「ドネツク人民共和国」の指導者デニス・プシーリン氏は、平日の午後11時から午前4時までを外出禁止とする法令に署名した/Maksim Konstantinov/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

「ドネツク人民共和国」の指導者デニス・プシーリン氏は、平日の午後11時から午前4時までを外出禁止とする法令に署名した/Maksim Konstantinov/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) ウクライナの自称「ドネツク人民共和国」で外出禁止令が出されたほか、通信の検閲も始まったことがわかった。ロシアの国営メディアが伝えた。

ロシア国営タス通信によれば、ドネツク人民共和国の指導者デニス・プシーリン氏は、平日の午後11時から午前4時までを外出禁止とする法令に署名した。外出禁止は25日から始まる。

修理の作業員や食料などの必需品の供給を監督する職員など一部の当局者や公務員は外出禁止の対象とならない。警察や治安部隊、特別の通行証を持つ人々も外出禁止の時間帯の移動が認められる。

タス通信によれば、プシーリン氏が法令に署名したのは今月18日だったが、施行されたのは24日だった。

タス通信によれば、郵便物やインターネット通信、電話での会話に対して軍事的な検閲を行う法令も追加された。

この法令の下、ロシア連邦保安局(FSB)とドネツク人民共和国の「情報省」が検閲を実施する。

地元当局者はこうした動きについて、敵の妨害工作員や偵察隊に対抗するための取り組みだと説明している。

2014年、ロシアの支援を受けた反政府組織がウクライナ東部の町で政府の建物を掌握し戦争が始まった。激しい戦闘を経て、ウクライナのルハンスク州とドネツク州の一部はロシアが支援する分離主義勢力の支配下に入った。

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