解任の中国前外相、テレビ番組司会者と不倫と英紙報道 米国で代理出産か
香港(CNN) 7月に解任された中国の秦剛(チンカン)前外相(57)について、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は26日、中国の有名なテレビ番組司会者の女性と不倫関係にあったと報じた。複数の匿名筋の話として伝えた。
FTによると、相手は香港を拠点とするフェニックステレビ(鳳凰衛視)の人気トーク番組司会者、傅曉田氏(40)。傅氏や外交関係者に近い人物6人から得られた情報としている。
FTは匿名筋の話として、傅氏が昨年、米国で代理母を通じて子どもを1人もうけたと伝えた。この情報筋は父親の身元を明かさなかったという。
傅氏を知る人物2人はCNNの取材に、共通の友人を通じて米国で代理出産したことは聞いたが、父親の素性は知らないと語った。
秦氏は習近平(シーチンピン)国家主席の信任を得て外相に就いたが、7月に突然解任された。その直前1カ月は動静が途絶えていた。
中国政府は解任の理由を説明せず、記者会見でも秦氏の状況に関する質問で回答をはぐらかしている。外務省報道官の28日の会見ではFTの報道に関する質問が飛んだが、「外交の話ではない」と返した。