シリア北部のクルド人地域にトルコの空爆、11人死亡 治安部隊発表

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ドローン攻撃の報告があった建物から立ち上る煙=シリア北部カーミシュリー/Reuters

ドローン攻撃の報告があった建物から立ち上る煙=シリア北部カーミシュリー/Reuters

(CNN) クルド人自治区の治安部隊「アサイシュ」は5日、シリア北東部にある複数のクルド人支配地域がトルコの空爆を受け、少なくとも11人が死亡したと明らかにした。トルコの首都アンカラで起きた爆弾攻撃に対する最新の報復となる。

アサイシュによると、トルコの攻撃目標となった地域には避難民キャンプの近郊や、複数の村が含まれる。

アサイシュは「民間人5人と域内治安機関のメンバー6人の計11人が殉教した」と述べた。

このほか、民間人8人とクルド人治安部隊のメンバー2人が負傷したという。

トルコ国防省は6日の声明で、シリア北部における作戦で攻撃目標30個を破壊し、「クルディスタン労働者党」(PKK)の複数の戦闘員を「無力化」したと説明。攻撃を正当化するため、国連憲章51条が規定する自衛権を援用した。

アンカラで先週末に発生した爆弾攻撃についてはPKKが犯行声明を発表した。PKKは40年近くにわたって反乱を続けており、トルコや米国、欧州連合(EU)によってテロ組織に分類されている。

今月1日の攻撃では戦闘員が車1台を乗っ取った際、民間人1人が死亡。さらにトルコ内務省の建物前で起きた爆発で警官2人が負傷した。

トルコ国防省は同日、攻撃への報復として、トルコ軍機がイラク北部にあるPKKの目標20個を破壊したと発表していた。

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