イスラエル軍によるガザへの報復爆撃、衛星画像が捉えた空爆後の様子
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスによる前例のない攻撃を受け、イスラエル軍がガザに対して報復の空爆を行っている。米宇宙企業マクサー・テクノロジーズが10日に撮影した新たな衛星画像で、空爆後の様子が明らかになった。
1枚目の画像には、地中海に近いガザ地区北東部への空爆で煙が立ち上る様子が写っている。CNNは爆撃の標的を確認できていないが、イスラエル国防軍(IDF)はハマスのインフラや作戦行動のみを標的にしていると述べた。
次の画像は、中心都市ガザの西部地区にある住宅街を捉えている。イスラエルによる空爆が行われた後で、建物群は灰やすすに覆われている。ここでもCNNは標的を確認できていない。
2枚目の画像。イスラエル軍の空爆後、灰に覆われたガザ西部の住宅街/Satellite image ©2023 Maxar Technologies
3枚目の画像はすぐ北へ移動した地点で、ガザ市のリマル地区が写っている。画像の上部、中央、左隅の少なくとも3カ所で爆撃が確認できるが、破壊されているのはいずれもモスク(イスラム教礼拝所)とみられる。
3枚目の画像。ガザ市のリマル地区/Satellite image ©2023 Maxar Technologies
IDFはモスクを標的にしたことを認めたが、モスク内でハマスが活動しているために爆撃を決定したと主張している。