ガザ北部・シャティ難民キャンプに空爆の情報 負傷者の映像も
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区からの情報によると、北部のシャティ難民キャンプが5日夜、激しい空爆を受けた。複数の居住者がCNNに語った。
CNNと仏AFP通信のビデオには、空爆の被害とみられる光景が映っている。AFP通信の別のビデオは、空爆があったとされる時間の直後、シャティ難民キャンプでの負傷者がガザ市内の病院へ運びこまれる場面を伝えた。
イスラエル軍は5日夜から6日朝にかけ、ガザ地区でイスラム組織ハマスの拠点など450カ所の標的を攻撃したと発表した。
居住者の1人は「突然、空爆の音が2回聞こえた。非常に大きな音で、地震のようだった。あちこちに石が吹き飛ぶのが見えた」と話した。「安全だと思ってここへ来たのに、一方からは空爆、もう一方からは軍艦に襲われて恐怖を感じた」と話す人もいた。
イスラエル軍はガザ市を含むガザ地区北部への攻撃を強め、住民らに南部への避難を促している。
一方、ハマスの軍事部門「カッサム旅団」は4日、戦闘員らが狭い街路や破壊されたビルから、ロケット弾でイスラエルの戦車を攻撃する映像を公開。シャティ難民キャンプや隣接する住宅地の周りで、イスラエル軍の部隊との戦闘が続いていると述べていた。6日には、同じ場所でイスラエル軍車両を攻撃したと発表した。