ガザの国連事務所、「半旗とする余裕はない」
(CNN) 世界各地の国連事務所が13日、パレスチナ自治区ガザ地区で死亡した国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員らを追悼するために半旗を掲げるなか、現地のUNRWA事務所は「旗を下げている余裕などない」と訴えた。
UNRWAのガザ事務所を率いるトム・ホワイト氏は14日、CNNとのインタビューで「昨日は世界中の国連事務所が半旗を掲げたが、私たちは旗を上まで揚げておくことにした」と説明。
「何百人、何千人もの住民が国連旗の下に保護を求め、人間として最低限の必需品を国連に頼っている今、旗を半分下げることはできない」「私たちは持てる限りの力で物資を人々へ届けるためにここにいる」と語った。
同氏はまた、ガザの社会にとって、これほど多くの民間人の死を悼む状況は「困難を極める」と強調した。