ガザ中部の病院、燃料と医療物資が極端に不足
(CNN) 国際医療組織「国境なき医師団(MSF)」は6日、SNSへの投稿を通し、パレスチナ自治区ガザ地区中部のアクサ殉教者病院で燃料と医療物資が極端に不足していると訴えた。
現地でMSFの緊急対応を調整している担当者によると、同病院には700人が入院中で、新たな患者も増え続けているが、治療に必要な物資は底を尽きつつあるという。
MSFはさらに、停戦とガザ地区全体への物資搬入を改めて呼び掛けた。
現地からの映像や情報によると、5日には中部デイルアルバラに複数の攻撃があり、多数の死傷者が同病院へ搬送された。
病院の報道官はCNNとのインタビューで、5日に運び込まれた負傷者は130人、遺体の数は90を超え、さらに増え続けていると報告。「アクサ殉教者病院は中部で唯一の病院で、こんなに大勢の患者を受け入れるのは不可能。市民の虐殺が今も続いていることを考えればなおさらだ」と語った。