プーチン氏、NATO加盟のフィンランドとの間でトラブル予告 バイデン氏のけん制は一蹴

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国営メディアのインタビューを受けるプーチン大統領/Alexander Kazakov/Sputnik/Reuters

国営メディアのインタビューを受けるプーチン大統領/Alexander Kazakov/Sputnik/Reuters

(CNN) ロシアのプーチン大統領は17日に放送されたテレビ・インタビューで、今年4月に北大西洋条約機構(NATO)に加盟した隣国フィンランドとの間で、今後トラブルが起きると予告した。

プーチン氏はインタビューで、西側諸国がフィンランドをNATOに「引きずり込んだ」と非難。同国とロシアの間では20世紀半ばの領土問題など、すべての紛争がずっと前に解決していたが、今後はトラブルが起きるだろうと主張した。

フィンランド国境に近い北西部レニングラードに新たな軍区を設け、部隊を集結させる計画も示した。

フィンランドはロシアによるウクライナ侵攻を受けてNATOへの加盟を申請し、その数カ月後にロシアとの国境にフェンスを建設すると発表した。

先月にはロシアから移民が大量に誘導されているとして、ロシア国境を完全に閉鎖した。さらに先週も、ビザのない何百人もの移民が越境を図ったとの理由で、新たにロシア国境の閉鎖を発表している。

プーチン氏はまた、同じインタビューで、バイデン米大統領がプーチン氏の動きをけん制した発言を「全くのたわ言」と一蹴(いっしゅう)した。バイデン氏は今月初め、プーチン氏がウクライナを掌握すれば、そこにとどまらずNATOに攻撃を仕掛け、米軍も紛争に巻き込まれるとの警告を発していた。

プーチン氏は「ロシアにはNATOと戦う理由も関心も、地政学的、経済的、政治的利害もない」と断言し、「(NATO諸国との)関係悪化は望んでいない。関係を発展させたいと思っている」と語った。

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