南米コロンビア北西部で土砂災害、死者34人
(CNN) 南米コロンビア北西部のチョコ県で土砂災害が発生し、当局の発表によると少なくとも34人の死亡が確認された。
チョコ県知事室が13日に発表したところによると、17人の遺体が検視のため、隣接するアンティオキア県の県都メデジンへ運ばれた。残る17人の遺体も今後搬送される見通し。
知事は「県にとって大変悲しい週末だ」と述べ、すべての県民に親族の安否情報が届くまで力を尽くすと表明した。
コロンビアのマルケス副大統領が12日、X(旧ツイッター)に投稿したところによると、この地域で24時間も大雨が続いた後、チョコ県の県都キブドとメデジンを結ぶ道路で土砂崩れが起きた。
土砂崩れが発生した場所で救助作業を見守る住民ら=13日/Fredy Builes/AFP/Getty Images
ロイター通信によると、SNSに投稿された写真には、山から大きな土砂の塊が崩れ落ち、冠水した道路を走る複数の車を直撃した瞬間が映っている。
国家災害対策チームや国軍、保健当局、チョコ県警察などが現場に出動している。
同国ではこれまでも土砂災害で多くの命が奪われてきた。2017年には南部モコアで大雨による大規模な土砂崩れが発生し、数百人が死亡した。