インドネシアのマラピ火山、再び噴火
(CNN) インドネシアの西スマトラ州にあるマラピ火山(標高2891メートル)が14日に噴火した。噴火は昨年12月以来。エネルギー鉱物資源省によれば、現地時間の午前6時に噴火が始まった。
ロイター通信によると、マラピ火山の噴火は少なくとも2回あり、住宅や車、当局が設置した避難用テントなどが火山灰に覆われた。
当局は火口から半径4.5キロ以内への立ち入りを禁止するとともに、火山灰が降った際はマスクを着用するよう付近の住民に呼びかけている。
12月3日に起きた前回の噴火では、登山中だった23人が死亡した。火山灰の噴煙は高さ3000メートルにも達していた。
マラピ山はインドネシアの火山の中でも特に活動が活発で、21世紀初めだけで11回噴火した。最も被害が大きかった1979年の噴火では60人が死亡した。