パキスタンの主要2党が連立合意、シャリフ氏が首相就任へ

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記者会見でこたえるパキスタン人民党(PPP)のザルダリ党首(中央下)=13日、パキスタン首都イスラマバード/Aamir Qureshi/AFP/Getty Images

記者会見でこたえるパキスタン人民党(PPP)のザルダリ党首(中央下)=13日、パキスタン首都イスラマバード/Aamir Qureshi/AFP/Getty Images

イスラマバード(CNN) 8日のパキスタン総選挙(定数336)で獲得議席数が2位だった与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)」と、3位の「パキスタン人民党(PPP)」が13日、連立政権を樹立すると発表した。

収監中のカーン元首相が率いる最大野党「パキスタン正義運動(PTI)」は、連携する無所属候補らが最多議席を獲得したが、連立には参加していない。

PML―Nを率いるシャリフ元首相と、PPPのザルダリ元大統領が13日、北部ラホールでほかの4党の代表者とともに記者会見を開き、連立成立を発表した。

PML―Nは同日、シャリフ氏が次期首相に就くとの声明を出した。これに先立ち、ザルダリ氏の長男でPPPトップのビラワル元外相は、PML―Nの首相候補を支持すると表明していた。

選管発表によると、獲得議席数はPML―Nが73、PPPが54、PTI系が大半を占める無所属議員が102。いずれも組閣に必要な単独過半数には届かなかった。

PTIは総選挙の不正を訴え、カーン氏は「あからさまな票の強奪は市民への侮辱であるだけでなく、国家の経済をさらなる悪循環に陥れる」と非難する声明を出した。

カーン氏は13日、連携する無所属議員らが獲得議席1の小党と組むことを発表。PML―N、PPPとの連立の可能性は否定した。

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