インドネシア大統領選、現国防相が過半数獲得の見通し 初期集計
(CNN) インドネシアで14日に実施された大統領選は、非公式の初期集計によると、最有力候補と目されていたプラボウォ国防相(72)が過半数の票を確保し、当選する見通しとなった。
複数の民間シンクタンクによる簡易集計の初期結果を、国営アンタラ通信が伝えた。決選投票を回避して当選するには、50%を超える得票率が必要と定められている。
2位はアニス・バスウェダン前ジャカルタ特別州知事で得票率22%弱、3位はガンジャル・プラノウォ前中部ジャワ州知事とされた。
投票はすでに締め切られている。CNNは初期集計を独自に検証できていないが、主要シンクタンクは過去の選挙でも正確な数字を示してきた。
インドネシアの選管は、公式結果を3月まで発表しない。
大統領選には全国38州で計2億人以上が投票すると予想され、登録有権者の約半数を占める40歳未満の層の動向が注目されていた。
プラボウォ氏は2014年と19年にも大統領選に出馬し、いずれもジョコ現大統領に敗れた。今回はジョコ氏の長男ギブラン氏を副大統領候補に選んでいる。