イスラエル軍攻撃で67人死亡 ガザ地区
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の保健省は11日、イスラエル軍による前日からの攻撃で67人が死亡、106人が負傷したと発表した。
シファ病院の救急部門の責任者は、ガザ市の住宅地域への攻撃で少なくとも21人が死亡、数十人が負傷したとCNNに明らかにした。
ジャーナリストのアフマド・ヒジャジ氏によると、空爆を受けた南部ラファの東部地域では3人が死亡した。空爆は午前3時半ごろにあり、イスラム教徒がラマダン(断食月)中、夜明け前に取る食事「スフール」のために人々が集まっていたという。
この空爆で亡くなった女性3人の遺体は、3時間後に埋葬されたとヒジャジ氏は説明した。
写真家のマフムード・バッサム氏が共有した映像には、亡くなった女性らが住んでいたとされる建物が燃える様子が映っている。
イスラエル軍は11日、ガザ中部で地上作戦を展開し、空爆も行ったと明らかにした。南部ハマド地区では特殊部隊を、ハンユニスのカララ地区では航空部隊や狙撃兵、戦車を投入して作戦を行っているという。
同軍は各地区で殺害した人物らはテロリストだったと主張した。