イスラエル軍が人質4人救出、死者236人 ガザ中部の難民キャンプ
ヌセイラトの住民らは、イスラエル軍の激しい爆撃で街が破壊され、多数の子どもや女性が死傷したと訴えている。
アクサ病院からの映像には、血まみれの子どもたちが運び込まれ、人々が遺体にすがって泣き崩れる場面が映っていた。
ハマスは声明で、イスラエル軍の作戦を「残忍な犯罪」「罪のない民間人に対する恐ろしい虐殺」と非難した。
ハマスの最高指導者ハニヤ政治局長は「我々の権利を守るために抵抗運動を続ける」と表明した。
ハマスの軍事部門「カッサム旅団」の報道官は、作戦中に一部の人質が死亡したと述べたが、証拠は示さなかった。同報道官はまた、この作戦が残されたほかの人質を危険にさらし、「かれらの処遇や生命に強い影響を及ぼすだろう」と予告した。
イスラエル軍の人質救出作戦はこれが3回目。昨年10月にガザ北部で女性兵士1人、2月に南部ラファで男性2人が救出されていた。
8日の作戦が報じられた後、イスラエルでは中部テルアビブなど各地で、人質全員の解放に向けた交渉の成立を求めるデモが展開された。