ガザで救出の人質、「ジャーナリストが拘束していた」 イスラエル軍が主張

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イスラエル軍がガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプで救出した人質4人/Hostages and Missing Families Forum

イスラエル軍がガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプで救出した人質4人/Hostages and Missing Families Forum

(CNN) イスラエル軍は9日、パレスチナ自治区ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプで救出した人質のうち男性3人は、ジャーナリストが家族と住む家に拘束されていたと主張した。

イスラエル軍によると、人質を拘束していたのはイスラム組織ハマスのメンバーで、カタールの衛星放送局アルジャジーラの記者だったとされるアブドラ・ジャマル氏。イスラエル政府は先月、新たな戦時法に基づき、アルジャジーラを追放していた。

イスラエル外務省はX(旧ツイッター)にガザ情報筋の話として、ジャマル氏がパレスチナ労働省の報道官だったと書き込んだ。

人権監視団体の責任者は現地からの証言として、イスラエル軍の救出作戦でジャマル氏と同氏の妻、父が死亡したと報告している。同団体によると、ジャマル氏はビルの2階に住んでいた。

一方イスラエル軍は、人質3人が4階で見つかったと発表した。CNNはジャマル氏を知る人々への取材を試みている。

アルジャジーラは9日の声明で、イスラエルの主張には全く根拠がないと反論。ジャマル氏が同局に勤務していた事実はなく、電子版に一度論説を寄せたことがあるだけだと述べた。

同局のサイトでは、ジャマル氏が「ガザを拠点とする記者、フォトジャーナリスト」と紹介され、2019年に論評が掲載されたと書いてある。

米ニュースサイト「パレスチナ・クロニクル」はジャマル氏を、ガザの人道状況に焦点を当てたフリーの寄稿者と紹介し、その死を悼んだ。

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