捜索中の12歳の遺体発見、ワニによる襲撃の通報後 豪州
(CNN) オーストラリア警察は4日、12歳の子どもの遺体を発見したと明らかにした。北部の準州ノーザンテリトリーの小川で泳いでいる際、ワニに襲われたとして通報が寄せられた子どもとみられる。
当該の子どもは2日夜に失踪届が出されていた。消息が途絶える前にはノーザンテリトリー北部にある人口350人の町の小川で泳いでいたという。
警察は地元住民の協力も得ながら捜索を開始。3日の発表によれば、ボートを使って小川を広範囲に調べたという。
CNN提携局の7ニュースがノーザンテリトリーの警察相の発言として報じたところによると、捜索隊には「周辺地域からのワニの駆除」も許可されていた。
4日の時点でワニの捕獲作業はまだ続いている。AP通信が警察の発表として伝えた。
ノーザンテリトリーにはクロコダイル属のワニが10万匹以上生息しているが、人が襲われて死亡する事例は極めて珍しい。
当該の町では2017年にも54歳の男性が体長2メートルのワニに襲われ、胸と腕を噛(か)まれる被害に遭っていた。