フーシ、テルアビブへ初のドローン攻撃認める 新型投入と

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爆発が起きた地点に近いテルアビブの米大使館外を歩く緊急要員/Ricardo Moraes/Reuters

爆発が起きた地点に近いテルアビブの米大使館外を歩く緊急要員/Ricardo Moraes/Reuters

(CNN) イスラエルの商都テルアビブで19日発生したドローン(無人機)攻撃で、イエメンの反政府武装勢力「フーシ」が20日までに関与を認めた。パレスチナ自治区ガザに対するイスラエルの侵略への対抗措置とした。

親イランのフーシの報道担当者は、攻撃には「敵の迎撃網を回避し得る」新たなドローンを投入したと主張した。フーシによるテルアビブへのドローン攻撃は初めて。1人が死亡し、少なくとも10人が負傷する被害が出た。

イスラエル軍のハガリ報道官はテレビ放送された会見で、使われたドローンはイラン製の「サマド3」型で、航続距離を伸ばす改良が加えられ、イエメンから発射されたと説明。

2機目のドローンはイスラエル東方の領土外で撃墜したともつけ加えた。イスラエル軍当局者によると、テルアビブに着弾したドローンについては防空網が飛来を探知したものの、「人為的なミス」が起きて迎撃できなかったとした。アパートの建物に命中していた。

このミスの詳しい内容には触れなかった。ただ、イスラエルの防空網は常に自律的に作動するわけではないと続けた。初期段階の調べとしてドローンの襲来時、空襲警報は鳴らなかったとも述べた。

ドローンが着弾したのはテルアビブ中心部の地区で、多数の外交公館が位置している。現地当局などによると、米大使館の支部からは約100メートル離れた場所だった。

イスラエルは今回のドローン攻撃に関連し、防空態勢に不備がなかったのかなどを調べている。

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