イスラエルのネタニヤフ首相、敵に「壊滅的打撃」 戦闘継続を表明
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は31日、イスラム組織ハマスのハニヤ政治局長とシーア派組織ヒズボラのフアド・シュクル司令官の死亡後に国民向けの演説を行い、戦闘を継続する意向を示した。
ネタニヤフ氏はテレビ放送された演説の中で、ここ数日間で敵に「壊滅的打撃」を与えたと説明。
「3週間前、我々はハマス軍事部門トップのムハンマド・デイフを襲撃した。2週間前には(イエメンの反政府武装勢力)フーシを攻撃し、空軍が最も遠方で実施した攻撃の一つになった。昨日はヒズボラのフアド・シュクル司令官を攻撃した」と言及した。
イスラエルは「困難な日々」に直面しているとも述べ、「(レバノンの首都)ベイルートからの脅威にさらされている。我々はあらゆるシナリオに備えており、準備は出来ている」と表明した。
「我々を傷つけるあらゆる者に報復する。我々の子どもたちを虐殺する者、市民を殺害する者、国民を傷つけるあらゆる者、その人物の頭は血まみれになる」とも述べた。
さらに、戦闘目標が達成されるまで戦い続ける決意を表明。ガザ戦闘終結を求める以前の呼び掛けに言及し、「私はあの時も屈しなかったし、今回も屈しない」とした。
イランの首都テヘランでハマスのハニヤ氏が死亡した件には触れなかった。イスラエルはハニヤ氏の死亡について確認していない一方で、暗殺への関与を否定していない。