ハマス、ヨルダン川西岸地区で襲撃 「報復の始まり」
(CNN) イスラム組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」は7月31日、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区のヘブロン近くで「2件の銃撃作戦」を実行したと明らかにした。イスラエルがハマス最高指導者のハニヤ政治局長を殺害したことへの報復としている。
カッサム旅団は声明で、ヘブロン近くでの作戦はハニヤ氏殺害に対する迅速な報復の始まりとし、これを皮切りに今後数日間、作戦が続くと布告した。
イスラエル軍はヘブロンの北東部で銃撃を受け、刺された市民1人が病院に運ばれたと明らかにした。
イスラエルの救急医療組織(MDA)によると、50歳の男性がヘブロン郊外の入植地キルヤト・アルバ近くの路上で刺され、重傷を負った。イスラエル軍が明らかにした事件と同一の事案かどうかは不明。
イスラエル軍とイスラエル総保安庁(ISA)はその後、「数時間にわたる作戦」で襲撃に関わる容疑者1人を取り押さえたと明らかにした。同軍によると、容疑者の身柄は尋問のためにISAに移送された。