キューバ全土で大規模停電、復旧にまた失敗 ハリケーン接近で作業難航も

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キューバで発生した大規模な停電は、多くの住民たちに影響を及ぼしている/Ramon Espinosa/AP

キューバで発生した大規模な停電は、多くの住民たちに影響を及ぼしている/Ramon Espinosa/AP

(CNN) カリブ海の島国キューバで大規模な停電が発生しており、停電は20日で3日連続となった。電力供給を復旧させるための取り組みが行われているものの成功せず、20日午後には再び電力網が故障した。故障は18日に大規模な停電が発生してから4度目。

キューバ当局によれば、19日夜に老朽化した電力網が再び過負荷状態に陥った際、全国の約16%で電力が回復していた。地元の電力公社によれば、人口200万人の首都ハバナでは20日午後に、21万6000人あまりの電力が復旧していた。

だが、20日午後に再び電力網が故障した。

キューバのエネルギー・鉱業相は20日、記者会見で、5万2000人の作業員が電力復旧に向けて取り組んでいるものの、同国東部にハリケーン「オスカー」が到来し、作業が難航する可能性があると述べた。

キューバで大規模な停電が発生したのは主要な発電所が故障した18日。それ以降、多くの人々が電力を利用できていない。キューバの人口は1000万人あまり。

メッセージアプリ「ワッツアップ」を使ってどの地域に電力が供給されているのか最新情報の提供を始めた人がいたほか、一時的に電力が回復したり、幸運にも発電機を持っていたりした人に医薬品を冷蔵庫で保管するよう手配する人もいた。

ハバナでは数少ない販売店でパンを買うため住民が数時間も待機した。パンが売り切れると順番を抜かされたと怒る人も出た。

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