ウクライナ軍、ドネツク司令官の交代を発表 ロシア軍の攻勢受け
(CNN) ウクライナ軍は14日、ロシア軍が攻勢を強める東部ドネツク州の司令官の交代を発表した。
軍当局者がCNNに語ったところによると、これまで作戦、戦術部隊を率いてきたオレクサンドル・ルツェンコ大将に代わり、オレクサンドル・タルナフスキー大将が任命された。
ルツェンコ氏はロシア軍がドネツク州の要衝ポクロウスクに接近するのを阻止できず、厳しい批判を受けていた。
ウクライナの監視団体「ディープステート」は、ロシア軍がポクロウスクまであと3キロに迫ったと報告している。同市が陥落すれば、ウクライナ軍にとっては過去数カ月で最大規模の後退となる。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、ロシア軍がロシア西部クルスク州からウクライナ軍部隊を撃退するための攻撃に、相当数の北朝鮮兵を投入し始めたことを示す予備的証拠があると述べた。
ウクライナ軍は8月からクスルク州への越境攻撃を開始し、現在も複数の集落を掌握している。
ゼレンスキー氏は、北朝鮮兵が同州での作戦で合同部隊に組み込まれ、すでに死者が目立っていると指摘。ほかの前線にも北朝鮮兵が配置されている可能性を示す情報があると述べた。