イスラエルの人質家族ら、無言の抗議 ユダヤ教の祭典に合わせ

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ガザで捕らわれている人質の家族らがユダヤ教の祭り「ハヌカ」で最初のろうそくをともした/Jack Guez/AFP/Getty Images

ガザで捕らわれている人質の家族らがユダヤ教の祭り「ハヌカ」で最初のろうそくをともした/Jack Guez/AFP/Getty Images

テルアビブ(CNN) ユダヤ教の祭り「ハヌカ」が始まった25日、イスラエル中部の商都テルアビブで、パレスチナ自治区ガザ地区で捕らわれている人質の家族らが無言の抗議デモを実施した。

家族団体「人質・行方不明者家族フォーラム」本部の声明によると、デモは人質の母親らが結成した団体「シフト101」が主催。人質解放交渉の即時成立を求めて、数千人の参加者が白い服を身に着け、3時間にわたり無言のまま抗議した。

続いてハヌカ初日のろうそくをともす式典が開かれ、拘束中に死亡した人質の親族が「私たちは灯りを消させない」と訴えた。

この日はイスラエル各地でろうそくの点灯式が開かれた。ヘルツォグ大統領は「人質帰還への重要な時期」を迎えていると述べ、交渉成立に全力を尽くすことが政府の義務だと述べた。

一方、ネタニヤフ首相は25日の声明で、ハヌカの起源となったマカビー一族というユダヤ人部隊の勝利に言及し、「現代版マカビーの勝利」を記念してろうそくに火をともすと宣言。人質については何も語らなかった。

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