韓国裁判所、大統領の拘束令状を再発付 尹氏は事情聴取に応じず

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大統領公邸で演説を行う尹錫悦(ユンソンニョル)大統領=2024年12月14日/South Korean Presidential Office/Yonhap/AP via CNN Newsource

大統領公邸で演説を行う尹錫悦(ユンソンニョル)大統領=2024年12月14日/South Korean Presidential Office/Yonhap/AP via CNN Newsource

(CNN) 韓国のソウル西部地裁は7日、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する拘束令状を新たに発付した。尹氏は先月の「非常戒厳」の宣布をめぐり、内乱容疑などで捜査対象となっている。

先に出された拘束令状は6日に期限を迎えたが、ソウル西部地裁は高位公職者犯罪捜査庁(CIO)の要請を受けて、拘束令状を再発付した。

拘束令状の期限は明らかになっていない。通常は7日間だが、判事が必要と認めれば、さらに期限が延びることもある。

公捜庁は警察や国防省とともに尹氏の捜査を行っている。公捜庁は拘束令状の執行を警察に要請した。警察のほうが人員や装備の面で公捜庁を上回っている。

尹氏は大統領としての権限をはく奪されており、複数の捜査の対象となっている。そのなかには内乱を主導した容疑が含まれており、有罪となれば、無期懲役や死刑が科される。

最初の拘束令状は昨年12月31日に出された。現職の大統領に対して拘束令状が出されたのはこの時が初めてだった。

当局は3日に尹氏を拘束しようとしたものの、大統領公邸での数時間にわたる対峙(たいじ)の末、引きあげることを余儀なくされていた。

6日には厳重な警備のなか大統領公邸近くに尹氏の支持者と尹氏の逮捕を求める人たちが集まった。尹氏の支持者は拘束令状が再び執行されるなら妨害すると明言している。

CNN提携局のJTBCの動画によれば、大統領公邸周辺には有刺鉄線がはられ、入り口は車両で封鎖されている。

公捜庁によれば、尹氏はこれまでのところ、出頭要請には応じていない。

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