米印首脳が共同記者会見、両国を「再び偉大に」とモディ氏
(CNN) 米国を訪問中のインドのモディ首相は13日、ホワイトハウスでトランプ大統領との共同記者会見に臨んだ。会見でモディ氏は、トランプ氏が掲げるスローガンにちなみ、「インドを再び偉大に」したいと抱負を語った。
モディ氏は現在のインド国民について、先祖から受け継いだ遺産と今後の発展に非常に注力しながら、迅速に前へ進んでいると説明。そこには2047年までに確実にインドを先進国化するという確固たる決意があるとした。
その上で、米国のように「インドを再び偉大にする」ため、自分も協力するとの意向を示した。
モディ氏はまたインドと米国が提携すれば、繁栄に向けた巨大なパートナーシップが実現すると指摘。将来的に協力可能な領域として、人工知能(AI)や半導体、生物工学といったテクノロジーの分野に言及した。
この他重要な鉱物や先進的な素材、医薬品に関しても、強固なサプライチェーン(供給網)の構築で両国が協力していく考えを示した。
一方のトランプ氏は新たな防衛パートナーシップの枠組みを示し、米国からインドへの軍事品の売却を「数十億ドル単位で」拡大する方針を発表した。
最終的にはステルス機能を持つF35戦闘機の供給も視野に入れているとした。
モディ氏は通訳を通じ、インドが国防の態勢を整える上で米国は重要な役割を果たしていると説明。「新たな技術や装備品は、我が国の能力を引き上げるだろう」と語った。