噴火中の火山を見ようと観光客が殺到、救助活動の妨げに イタリア
同国の国立地球物理火山学研究所によると、現在の噴火は今月11日に始まった。明るいオレンジ色の溶岩が山腹を流れ落ちる様子を捉えた動画や写真は、SNSに投稿され、話題になった。
山腹に住む火山学者によると、標高約1950メートルまで流れ落ちた溶岩は、側道付近の木々を破壊したという。
エトナ山は世界で最も活発な火山であるだけでなく、欧州で最も標高の高い火山でもあり、その高さは約3350メートルに及ぶ。
2023年にはエトナ山から噴きだした火山雲により、シチリア島で最大規模の空港が閉鎖され、フライトの遅延やキャンセルなどが発生した。