英首相、ウクライナ和平協定は「侵略者を利する」ものであってはならない 米英首脳会談
(CNN) 英国のスターマー首相とトランプ米大統領は27日、ホワイトハウスの大統領執務室で会談を行った。スターマー氏はトランプ氏に対し、ロシアやその支援国を「利する」ウクライナ和平協定を認めないよう強く求めた。
スターマー氏は会談後の共同記者会見でトランプ氏に対し、「和平をもたらし、殺りくを止めるというあなたの切実で個人的な熱意を歓迎する」と述べた。
一方で「私たちは正しく行わなければならない。第2次世界大戦後の英国には有名な標語がある。それは『和平を勝ち取らなければならない』というものだ。これこそが今私たちがやらなければならないことだ。なぜなら、侵略者に恩恵を与えたり、イランのような危険な政権を後押ししたりするような和平はあり得ないからだ」と付け加えた。
スターマー氏はまた、英国が「冷戦以降最大の持続的な国防費の増額」を決めたと述べた。
同氏は今週初め、同国の防衛費を現状のGDP比2.3%から2027年までに2.5%に引き上げ、翌年には2.6%に増額すると発表している。