米からの軍事支援、何が起こるのか「推測する必要ない」 ウクライナ大統領
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、米国との「敬意を持った対話」を希望するとし、ロシアとの戦争について終結を望んでいると改めて言明した。
ゼレンスキー氏は動画でのメッセージで、「多くの人々が一つの疑問を持っている。『米国からの援助で、次は何が起こるのか』と」と語った。
ゼレンスキー氏は「人々は推測する必要はない。ウクライナと米国は、お互いの立場を明確にして、敬意を持って対話をするに値する。特に全面侵攻の戦争で人命を守る場合には」と続けた。
ゼレンスキー氏は2月下旬に米大統領執務室でのトランプ米大統領との言葉の応酬について「遺憾」だと語った。
ゼレンスキー氏は、「ロシアは立場や要求を変えていない」とし、ロシアの要求はウクライナを弱体化させることを狙ったものだと指摘した。
ゼレンスキー氏は、ロシアが、ウクライナ軍の削減や領土の法的な放棄を要求し、憲法の弱体化を通じてウクライナ政界に重大なゆがみを求めるだろうと述べた。