トランプ政権高官がゼレンスキー氏と水面下でやり取り、協議再開を試み 情報筋
(CNN) 2月28日に米大統領執務室で行われた米ウクライナ首脳会談の決裂後、トランプ政権の複数の高官がウクライナのゼレンスキー大統領らと水面下でやり取りしていることが分かった。事情に詳しい情報筋2人がCNNに明らかにした。
情報筋2人によると、トランプ政権高官らは、ホワイトハウスとの関係を早急に安定させることの重要性を強調。4日夜に予定されるトランプ氏の議会演説の前に協議を軌道に戻すよう、ウクライナ側に促したという。
情報筋の一人によると、ゼレンスキー大統領に連絡を取った人物の中には、トランプ氏のウクライナ特使を務めるキース・ケロッグ氏も含まれる。ゼレンスキー氏は4日午前、X(旧ツイッター)で大統領執務室での会談に言及し、「遺憾」だと表明した。
ホワイトハウスの当局者は4日夕の時点でCNNに対し、ウクライナとの希少鉱物に関する協定はまだ署名されていないと説明。この協定をめぐる協議に直接関与しているベッセント財務長官はFOXニュースの取材に、トランプ大統領の演説(米東部時間午後9時ごろに予定)の前に署名が行われる予定は現時点ではないと明かした。
ただ、ホワイトハウス当局者によれば、政権は鉱物協定の復活に関する協議が正しい方向に向かっていると確信しているという。