ウクライナ大統領、ロシアが停戦拒否なら米の「強力な措置」を期待

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(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、同国が合意した米国からの停戦の提案をめぐり、ロシア政府がこの提案を拒否した場合、ウクライナ政府は米国が「強力な措置」を取ることを期待できると信じていると語った。

ゼレンスキー氏は「私が理解する限り、強力な措置が期待できる。詳細はわからないが、それぞれの制裁措置とウクライナの強化について協議している」と述べた。

ゼレンスキー氏は記者団に対し、米国から提案のあった30日間の停戦を受け入れたと説明した。停戦には陸海空が含まれる。

ゼレンスキー氏によれば、この期間を使って、西側諸国がウクライナに対してどのような安全の保証を提供できるかなどを含め、将来の和平協定の条件を詰めるという。

「すべてはロシア次第だ。米国は措置を講じ、ウクライナはその立場を明確にした。いま、ロシアは対応する必要がある」

ロシアが30日間の停戦の約束を破った場合にどうなるのかとの質問を繰り返し受けたが、ゼレンスキー氏は具体的な返答をせず、停戦の詳細についてまだ合意に達していないことを示唆した。

停戦交渉をめぐるトランプ米大統領からの正式な招待については認識していないという。

ゼレンスキー氏は、招待については聞いていないとし、米大統領との会談は双方にとって良い結果で終わるべきだと思うと語った。

ゼレンスキー氏とトランプ氏は2月に米大統領執務室で会談した際に口論となった経緯がある。ゼレンスキー氏はその後、会談について「遺憾」だったと振り返っていた。

トランプ氏が「偽の情報空間」に生きていると今でも信じているかとの記者からの質問には直接答えなかった。ゼレンスキー氏は前回ホワイトハウスを訪問した際にこうした発言をしていた。

ゼレンスキー氏はこの質問を受けて、ロシアの偽情報に関するより広範な懸念を強調した。「コミュニケーションを取らなければ、その真空は埋まってしまう。だから、私は常に米国の同僚に訪問を呼び掛けている。ロシアは、ウクライナと米国を対立させるためにあらゆる偽情報を流すだろう」

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