2歳男児の行方不明事件、祖父母を殺人容疑で逮捕 フランス

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2023年7月に行方不明になりその後遺体で発見されたエミール・ソレイユ君/Gendarmerie/X

2023年7月に行方不明になりその後遺体で発見されたエミール・ソレイユ君/Gendarmerie/X

(CNN) フランス南東部の村で2年近く前に2歳の男の子が行方不明になった事件で、検察は25日、この男の子の祖父母が殺人容疑で逮捕されたと発表した。

2歳だったエミール・ソレイユ君は2023年7月、アルプス山脈のふもとの村ル・オーベルネにある祖父母宅の庭から姿を消した。その9カ月後、村の近くで登山客がエミール君の遺体を発見した。

この事件の捜査を続けていた警察はこのほど、エミール君の祖父母とその子ども2人(いずれも成人)を逮捕した。

エクサンプロバンス検察の発表によると、祖父のフィリップ・ベドビニ容疑者と妻の逮捕容疑は、殺人および死体隠匿だった。

エミール・ソレイユ君の祖父母の自宅前=25日、フランス南東部/Clement Mahoudeau/AFP/Getty Images
エミール・ソレイユ君の祖父母の自宅前=25日、フランス南東部/Clement Mahoudeau/AFP/Getty Images

エミール君の行方不明事件は、長期間にわたって広範囲の捜索が行われたにもかかわらず発見できなかったことから、国中が注視していた。両親はエミール君が行方不明になった当日は不在だった。

マスコミの報道も過熱していた。CNN提携局のBFMTVによると、祖父のベドビニ容疑者は1990年代、私立学校での暴行や性的暴行をめぐり警察の事情聴取を受けていた。しかし警察はエミール君の死亡に対する同容疑者の関与について、可能性の一つにすぎないと見ていた。

捜査当局は今月に入り、ル・ベルネで捜索を再開。科学捜査班が複数箇所で徹底調査を行っていた。検察によると。科学捜査は現在も続いており、捜査が進めば新たな展開が予想される。

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