軟禁状態の米国人社長を解放、6日ぶり 北京郊外の工場
北京(CNN) 北京郊外にある医療機器メーカーの工場に米国人社長が賃金を巡るトラブルで従業員数十人によって軟禁されていた件で、社長のチップ・スターンズ氏が27日、従業員との間で合意に達したことを受け、工場から解放された。
スペシャリティ・メディカル・サプライズ・チャイナの共同設立者で社長のスターンズ氏は21日から工場内で軟禁状態に置かれていた。
当局によれば、従業員97人は新しい契約を取り交わしたという。
スターンズ氏は25日、工場の中からCNNの取材に対し、「脱出を試みたが、相手は60~70人ですべての出入り口をふさいでいる」と話していた。スターンズ氏によれば、折り畳み式のベッドと1日3回の食事が与えられ、体に危害を加えられたことはないが、ドアや窓をたたいて睡眠を妨害するなどのいやがらせを受けていた。