世界最大規模、ドバイの新国際空港に初の旅客機到着
(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで建設が進むマクトゥーム国際空港に27日、初の民間旅客機が到着した。2027年の完成時には世界最大規模の空港となる見通しだ。
マクトゥーム空港はドバイ国際空港の南約50キロ、ジュベル・アリ地区に設けられた経済特区に建設中。当初は17年に完成する計画だったが、経済危機の影響で進行が遅れ、完成予定が延期された。総工費は推定1200億ディルハム(約3兆2000億円)に上る。
貨物機の発着は10年から始まっていたが、この日は初の旅客機としてハンガリーの格安航空会社(LCC)、ウィズエアーの便が到着。新設の旅客ターミナルで歓迎を受けた。バーレーンのガルフエアの旅客便も同日就航したほか、クウェートのLCC、ジャジーラ・エアウェイズ機も発着を開始する。使用する航空会社は今後さらに増える見通しで、完成後にはUAEのエミレーツ航空がここに拠点を移す。
滑走路は現在1本のみ運用しているが、最終的には5本体制となり、年間利用客は1億6000万人に達する見通し。現在トップのアトランタ国際空港は昨年、9500万人が利用した。