航空乗務員27%がセクハラ体験、加害者59%が乗客 香港
同機関の広報担当者はCNNの取材に、今回調査に対する回答者の比率が低かったことには2つの要因が考えられると指摘。乗務員団体に加盟する航空会社の大半が香港を拠点にしていないため調査への返答が難しかったことに加え、セクハラ被害は他人に漏らし不快になることを嫌がる心理があると分析した。
同機関幹部は航空会社や乗務員は利用者らからのセクハラ被害を特に受けやすい業種とも指摘。香港で航空会社などサービス産業の提供者が顧客からセクハラを受けた場合、被害者を守る法的な対抗手段が欠如している現状にも言及。地元の特別行政区政府に対し性差別防止の関連条例の対象範囲を拡大することを促した。
国際的な航空会社の大半は性的嫌がらせに対処する要綱を作成しているという。