「図書館」の消滅は杞憂?、デジタル時代でも利用増 米
米世論調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査結果によると、米国人は自分たちが住む地域の公共図書館の役割を高く評価しており、2013年の調査では回答者の94%が公共図書館はその地域の生活の質を向上させると回答した。
写真家のロバート・ドーソン氏は、過去18年間、図書館の写真を撮り、図書館の職員や利用者にインタビューを行ってきた。ドーソン氏が図書館に魅力を感じるのは、図書館が各地域のエコシステムにおいて重要な役割を果たしているからだという。
ドーソン氏は「私は図書館員ではないが、18年もこの仕事を続けているとさまざまなことが分かってくる」とし、「面白いことに、図書館を見ればその地域の住民がどういう人々で、何を共有しているかが分かる」と付け加えた。
また米国図書館協会のバーバラ・ストリップリング氏は、図書館はあらゆる役割を果たす自在性も備えると語る。今や図書館は単に情報を提供するだけでなく、人々の交流のための資源や機会を提供する場所でもある。