「図書館」の消滅は杞憂?、デジタル時代でも利用増 米

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ドイツのハンブルク州・大学図書館の司書で、利用者サービス担当責任者兼企画・建設担当顧問を務めるオラフ・アイゲンブロート氏は、図書館が今日も人気を維持し続ける主な理由として、情報が集積していること、地域住民が集まれる場所であること、共同学習の機会を提供していることの3点が挙げられるという。

また図書館は「快適さ」や「癒やし」を感じられる場所でもある。「図書館は、居心地がよく、リラックスでき、さまざまな情報を提供してくれる場所になりつつある。博物館のような公共スペースとは異なり、図書館にはある種のプライベートな空間の性質を持ち、地域全体のリビングのような役割を果たしている」とアイゲンブロート氏は語る。

では、われわれの図書館に対する親しみや愛情はどこから来るのか。

写真家のドーソン氏は、幼少期に両親と図書館を訪れた時の楽しい思い出が図書館への愛着につながっていると指摘する。OCLCのデローザ氏も、図書館における個人的かつ有意義な体験が図書館への親近感を生んでいると語る。

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