世界一のレストラン、今年はイタリア 東京に「注目の店」も
(CNN) 世界のベストレストラン50店を選ぶ2016年版のランキングで、イタリアの「オステリア・フランチェスカーナ」がトップに立った。昨年の1位だったスペインの「エル・セレール・デ・カン・ロカ」は2位に後退した。
日本勢は東京の「NARISAWA」が8位を維持、「日本料理・龍吟」は31位にランクイン。東京の「傳(でん)」は「注目のレストラン賞」を受賞した。
オステリア・フランチェスカーナはイタリア北部エミリアロマーニャ州のモデナにあるレストラン。昨年のランキングでは2位だった。シェフのマッシモ・ボットゥーラ氏は伝統的なイタリア料理に斬新な発想を取り入れた創作料理で知られる。
13日に米ニューヨークで開かれた授賞式でボットゥーラ氏はイタリア国旗を掲げ、感極まった様子で「私たちの仕事はただ懸命に働くこと。すべては働くことに尽きる。キッチンで毎日働いて成功する」と語った。
3位に入った米ニューヨークの「イレブン・マディソン・パーク」は前年の5位から浮上。中南米のレストラン50選で2年連続首位を獲得したペルーの「セントラル」は4位を保った。
2014年の首位だったコペンハーゲンの「ノーマ」は3位から5位へとさらに後退。フランス・マントンの「ミラズール」は11位から6位に上昇し、スペインの「ムガリッツ」は7位へと後退した。
昨年の7位だった英ロンドンの「ディナー・バイ・ヘストン・ブルメンタール」は45位へと急落し、10位だったタイの「ガガン」も23位に転落した。
女性が経営するレストランは50選には入らなかったが、「世界最高の女性シェフ」に「アトリエ・クレン」のドミニク・クレン氏が選ばれた。