イランで観光客急増、制裁の影響薄れホテルも建設ラッシュ

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イランの古都イスファハーン。同国を訪れる観光客の数が急増している

イランの古都イスファハーン。同国を訪れる観光客の数が急増している

ドバイ(CNNMoney) 国際社会に科された制裁の影響で外国人の足が遠のいていたイランで近年、観光客が急増し、ホテルの建設も相次いでいる。

公式統計によると、今年3月までの1年間にイランを訪れた旅行者は600万人を超え、前年を50%上回った。2009年に比べると3倍に増えている。

背景にあるのは15年に米国など主要6カ国の間で成立した核合意だ。翌年早々に多くの制裁措置が解除されたことを受け、多くの観光客がイランに戻る結果となった。

英ブリティッシュ・エアウェイズや独ルフトハンザなど欧州の航空会社が直行便の運航を再開し、イラン当局はビザの発給要件を緩和した。旅行者の増加に伴い、ホテルの需要も急激に高まっている。

地元の起業家にも外国の業者にとっても、絶好の機会といえる。

欧米企業の一部は、米国のトランプ政権が核合意を破棄するのではないかとの懸念から慎重な姿勢を示している。その一方で、国際的な大手チェーンが次々と参入し始めた。

仏アコーホテルズは15年、ホテルチェーンとして一番乗りで進出。現在イランの2カ所に展開している。

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