サウジが巨大都市構想、57兆円投資 ソフトバンクも協力
リヤド(CNNMoney) サウジアラビアのムハンマド皇太子は24日、同国とエジプト、ヨルダンの3カ国にまたがるメガシティー「NEOM」の建設を目指す5000億ドル(約57兆円)規模の開発プロジェクトを発表した。プロジェクトには、ソフトバンク創業者の孫正義氏らも参加する。
ムハンマド皇太子はリヤドで開かれたコンベンションで投資家を前に、「我々は夢を追う人とのみ連携する」と述べ、「ここは平凡な人や企業のための場所ではない」と強調した。
NEOMは再生可能エネルギーによって発電された電力のみを利用し、サービスやプロセスの100%自動化を目指して自動運転技術や旅客ドローンを活用。高速無線インターネット接続は無料とする。
3カ国をまたいで紅海沿岸の2万6500平方キロの敷地に建設する予定で、サウジアラビア政府の既存の枠組みからは独立させるとしている。
プロジェクトにはサウジアラビア政府や同国政府の投資ファンド、地元や海外の投資家などが5000億ドルを出資する。