肉を使わないビーガンバーガー、北欧のマクドナルドで発売
ロンドン(CNNMoney) ファストフード大手の米マクドナルドは12月28日から、スウェーデンとフィンランド全土の数百店舗で肉を使わないハンバーガー「マックビーガン」を発売する。
マックビーガンは、バンズに大豆パテとトマトやレタスなどを載せ、卵を使わないサンドイッチソースを使ったハンバーガー。フィンランドでは少数の店舗で試験的に販売していた。
マクドナルドはベジタリアンやビーガン需要の高まりを受け、ノルウェーの食品会社と共同で同バーガーを開発した。両国では環境に優しい食品を求める人が増え続けているといい、今後は定番メニューとして販売を続ける方針。「マックビーガンの主成分は植物由来なので、環境への影響は小さいはず」としている。
試験販売中にフィンランドでマックビーガンを食べたという24歳の学生は、「味は普通のハンバーガーと変わらない」とコメントした。
調査会社ミンテルによると、今年に入ってスウェーデンで新発売された食品のうち、ビーガン食品は約10%を占めている。これは2012年のほぼ8倍に当たる。
食品大手のネスレも今年9月、ビーガンバーガーやブリトーを製造する食品会社スウィート・アースの買収を発表した。
調査会社ユーロモニターによれば、ビーガン食品の販売額は世界で前年より約8%増えて128億ドル(約1兆4000億円)に達している。