米国民のパニック買い、次はバリカンとヘアカラー

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消費者が新型コロナの影響で「パニック買い」をする商品は時を追って変化する傾向があるという/Justin Sullivan/Getty Images

消費者が新型コロナの影響で「パニック買い」をする商品は時を追って変化する傾向があるという/Justin Sullivan/Getty Images

(CNN Business) 新型コロナウイルス対策の外出制限下で消費者が「パニック買い」に走る商品は、時を追って変化している。米ウォルマートのマクミロン最高経営責任者(CEO)によると、最新の売れ筋はバリカンやヘアカラーだという。

「自宅にこもる生活が続くにつれ、注目される商品は変わるのがはっきり分かる」と、マクミロン氏は言う。

パニック買いは石けんやマスク、手指消毒剤などの商品から始まった。市場調査会社ニールセンによると、3月第1週の売り上げは消毒剤が前年比470%増、殺菌スプレーが同385%増に跳ね上がった。

ペンシルベニア州に展開するスーパーチェーンの幹部は当時CNNとのインタビューで、吹雪の予報で人々が籠城(ろうじょう)準備をする時のような品ぞろえで臨むと話していた。

翌週はトイレットペーパー。パニック買いがさらにパニック買いを呼ぶ現象が起きた。ウィスコンシン州のメーカーはCNNに、大半の工場が普段から24時間態勢でフル稼働しているため、急な増産は難しいと話した。

ニールセンによると、3月第2週のトイレットペーパーとティッシュペーパー、ペーパータオルの売り上げはいずれも前年の数倍となり、消毒スプレーも519%とさらに増えた。

家での生活が落ち着いてくると、人々の関心は食生活に向かう。パン作り用のイーストの売り上げは3月第3、4週にそれぞれ前年比647%、475%も増え、骨付きハムも同622%増、413%増と人気が急上昇した。

そして5週目。そろそろ髪の手入れが必要になるころだが、各地の美容院は営業がストップしている。3月末から4月初めにかけての1週間の売り上げはバリカンが前年比166%増、ヘアカラーが同23%増になったという。

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