サイバー攻撃受けた米パイプライン、6日ぶり操業再開に着手

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米大手コロニアル・パイプライン社の貯蔵タンク=11日、米メリーランド州ボルチモア/Samuel Corum/Bloomberg/Getty Images

米大手コロニアル・パイプライン社の貯蔵タンク=11日、米メリーランド州ボルチモア/Samuel Corum/Bloomberg/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) サイバー攻撃を受けて操業を停止していた米大手コロニアル・パイプラインは12日、操業再開に着手したと発表した。同社はランサムウェア(身代金ウイルス)による攻撃を受け、7日から6日間にわたって操業を停止していた。

コロニアル・パイプラインは声明の中で、「再稼働期間中は断続的なサービス障害が発生する可能性がある」と述べ、平常に戻るまでにはまだ数日かかるとの見通しを示した。

同社の操業停止は米南東部でパニック買いを誘発させ、買いだめの動きが広がって、バージニアなど4州では燃料が売り切れになるガソリンスタンドが続出した。

操業再開によって燃料不足状態は緩和される見通しだが、コロニアル・パイプラインは引き続き安全性を最優先させる方針で、「操業再開プロセスの一環として、連邦当局のパイプライン安全基準に従って包括的なパイプラインの安全点検を行う」とした。

関係者がCNNに語ったところによると、バイデン政権の当局者は今回の事態について、コロニアル・パイプラインのセキュリティー対策の甘さや準備不足がランサムウェア攻撃を許したとみて、苛立ちを募らせていた。

同社は攻撃を受ける数週間前から、サイバーセキュリティー管理者を採用しようとしていた。

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