航空業界の2021年損失額、5兆8千億円か IATAが見通し

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新型コロナウイルスの流行などにより、航空業界は打撃を受けている/JP Pariente/Sipa via AP Images

新型コロナウイルスの流行などにより、航空業界は打撃を受けている/JP Pariente/Sipa via AP Images

(CNN) 世界の定期航空会社290社で組織する国際航空運送協会(IATA)は10日までに、航空業界の今年通年の損失額は約518億米ドル(約5兆8000億円)に達するとの新たな見通しを示した。当初の予想額をより高めに修正した。

新型コロナウイルス禍による航空需要の急減が主因。米ボストンで開いたIATAの年次総会で発表した。

2020年における純損失額も1377億ドルと同じく上方修正した。

また、航空業界が直面する苦境は来年も予期し得るとし、116億ドルの損失を見込んだ。

IATAのドジュニアック事務局長は、同業界の収益確保は23年になるとも予測した。

さらに、今回の年次総会では、温暖化ガスの排出を50年までに実質ゼロにする目標を採択した。

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