米リビアン、テスラの充電規格を採用へ フォードやGMに続き
(CNN) 電動トラックなどを手掛ける米リビアンは20日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターに続きテスラの充電規格「NACS(北米充電標準規格)」を採用すると明らかにした。
リビアンは2025年から、自社のピックアップトラック「R1T」とSUV(スポーツ用多目的車)「R1S」にNACS式の充電ポートを搭載したモデルの製造を開始する。今後投入する、より小型のモデルについてもテスラ式の充電ポートを採用する方針。
リビアン車の所有者は24年までには、米国とカナダに約1万2000基あるテスラの急速充電器「スーパーチャージャー」をアダプターを使って利用できるようになる。
リビアンは規模ではGMやフォードに全く及ばないものの、電気自動車(EV)購入者の間では一定の人気があり、今回の動きはテスラ規格の普及へ重要な一歩となる。
テスラのユーザーはアダプターを使えば業界標準の「コンバインド充電システム(CCS)」を利用できたものの、テスラの充電システムは同社独自のもので、テスラのユーザー以外は利用できなかった。
だが、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は22年後半、他の自動車メーカーに自社のシステムや充電規格を開放すると発表。ここ数週間の間に、フォードとGMが相次ぎCCSからテスラの技術へ切り替える方針を発表している。