夜空に閃光と轟音、隕石か 米ミシガン州
(CNN) 米ミシガン州で18日までに、閃光(せんこう)で夜空が一瞬明るくなるとともに轟音(ごうおん)がなり、住民を驚かせる出来事があった。米国立気象局の地元支局は、落雷ではなく隕石(いんせき)とみられると発表した。
国立気象局によれば、隕石によりミシガン州南東部の空が明るくなったほか、同州デトロイトから約64キロの場所ではマグニチュード(M)2.0の地震が発生した。
震央は同州ニューヘイブンの西南西およそ8キロの地点。隕石が観測されたのは米東部時間の16日午後8時10分ごろだとしている。
住民の自宅や車に取り付けられたカメラには、巨大な閃光が捉えられている。
防犯カメラでこの瞬間を撮影した女性はCNNの取材に、光は目にしなかったものの轟音が聞こえたと話し、「自宅が揺れた」「最初は誰かが家に衝突した音かと思った」と語った。
同州インガム郡の緊急事態管理当局は今回の件について、隕石落下時に「火球」が発生する自然な現象であり、通報する必要はないと強調。隕石に起因する火災は起きていないとも明らかにした。