玄関口に4.5メートルのビルマニシキヘビ、住民が発見 豪
(CNN) オーストラリア北東部クイーンズランド州オクセンフォードでこのほど、体長4.5メートルの白いビルマニシキヘビが民家の玄関口で見つかる出来事があった。
このヘビは住民の女性が23日に発見した。体重50キロと巨大な個体で、駆除には専門技術を持つヘビ捕獲業者が必要となった。
業者のトニー・ハリソンさんはCNNの取材に、1994年に創業してからの出動回数は2万回を超えるが、これほど大きなヘビは見たことがないと語っている。
芝生の上を這い進むビルマニシキヘビ/Gold Coast and Brisbane Snake Catcher
ヘビを見つけた女性は驚きのあまり、ハリソンさんが帰る時もまだ震えていた。ただ、ハリソンさんにはすぐにおとなしいヘビであることが分かった。「生まれてからずっと飼育下にいた個体だった」という。
ハリソンさんは学校に息子を迎えに行った際、トラックに乗せた巨大なヘビを息子にも見せ、ヘビを手に2人で写真に収まった。
ヘビと写真に収まる捕獲業者のトニー・ハリソンさんと息子のジェンセン君/Gold Coast and Brisbane Snake Catcher
オーストラリアではビルマニシキヘビの飼育は違法となっており、今回のヘビは囲いから逃げ出してきた可能性もある。ビルマニシキヘビは逃げ出した場合、感染症対策などの観点から大きな脅威となる。今回のヘビは犬や猫をのみ込むほどのサイズだった。
捕獲されたヘビはハリソンさんが地元当局に引き渡した。すでに安楽死させられたという。
オーストラリアでは昨年12月、東部ブリスベンに住む女性がクリスマスツリーに巻き付いた体長約3メートルのニシキヘビを発見する出来事もあった。女性が捕獲業者を呼ばずに放っておいたところ、ヘビはやがて姿を消した。