93歳女性にビール150本届く、「もっと必要」の訴えにメーカーが応え
(CNN) 新型コロナウイルス対策で外出できず、「もっとビールが必要」とアピールした93歳の女性のために、ビールメーカーの米モルソン・クアーズが150本のビールを届ける出来事があった。
ビールを受け取ったのは米ペンシルベニア州セミノールに住むオリーブ・ベロネージさん(93)。片方の手にクアーズ・ライトの缶ビール、もう片方の手には「もっとビールが必要です」と書いたホワイトボードを持って窓辺に立つ写真がピッツバーグのCNN系列局KDKAに紹介されて、話題になった。
写真はベロネージさんの家族が撮影したもので、共有回数は500万回を超えている。
モルソン・クアーズはCNNの取材に対し、「オリーブさんのメッセージを見て、このパンデミックの中で私たちを笑顔にさせてくれた相手とつながるだけでなく、クアーズ・ライトのファンでいてくれることに感謝を伝える絶好の機会に飛びついた」とコメントした。
KDKAによると、ベロネージさんは新型コロナウイルス対策のために外出を控えているが、毎晩1缶ずつビールを飲んでいるうちに、残り12缶しかなくなった。「ビールにはビタミンが入っているから体にいいの。飲みすぎない限りは」とベロネージさんは言う。
10ケース分のビールが届くと早速ポーチで1缶を開け、「本当においしい」と満足そうだった。
モルソン・クアーズはさらに、補充の準備ができればいつでもベロネージさん一家のためにビールを届けると申し出ている。