ISS、ロシアのモジュールで微量の空気漏れを確認
(CNN) 国際宇宙ステーション(ISS)で続いていた微量の空気漏れの場所が特定された。米航空宇宙局(NASA)の運用担当者、ケニー・トッド氏が9月29日の会見で語った。
トッド氏によると、空気漏れは1年以上前に見つかり、ここ数カ月で加速していた。28日から29日にかけて改めて測定したところ、ロシアのサービスモジュールから漏れていることが分かったという。
ロシア側でISS運用を担当する国営宇宙開発企業ロスコスモスもこれを確認。正確な位置を見極めているところだが、クルーの健康状態やISSの運用自体に影響はないとツイートした。
ISSの内部は一定の気圧に保たれているが、時間の経過とともに少しずつ空気が抜けるため、補給船が届ける窒素タンクから空気を補充することになっている。次の補給船は1日夜に打ち上げられる。
ISSのクルーは今月中旬、ロシアのソユーズ宇宙船で交代する予定。さらに今月末には、日本人飛行士の野口聡一さんらが搭乗する米宇宙企業「スペースX」の有人宇宙船「クルードラゴン」がISSへ向かう予定だ。