希少な黄色いロブスターを捕獲、「バナナ」と命名 米メーン州沖
(CNN) 米メーン州沖で、全身鮮やかな黄色をした希少なロブスターが捕獲され、「バナナ」と命名された。
ニューイングランド大学の発表によると、黄色いロブスターはエビ漁師のマーリー・バッブさんが捕獲して、今月3日に同大学に寄贈した。メーン大学ロブスター研究所によれば、黄色い色は甲殻の色素に由来するもので、捕獲される確率は3000万分の1程度。
バッブさんはメーン州海洋研究所に連絡を取り、飼育に関心があるかどうか問い合わせた。
メーン大学海洋環境プログラム校のコーディネーター、リンジー・フォレットさんによると、バッブさんは同州テナンツハーバーから車で2時間かけて、バナナを届けるために同校を訪れた。
ニューイングランド大学はエビ漁師やメーン州海洋研究所との関係が深く、この関係を通じてバナナのことを知り、フォレットさんがバップさんと連絡を取ったという。
From University of New England
同大学はメーン州海洋資源局などの研究機関と共同で米国立科学財団(NSF)から86万ドル(約9000万円)の助成を受け、メーン湾の温暖化がロブスターの幼生や成長に与える影響を調べている。
バナナは体重450~680グラムほど。フォレットさんによれば、「うまくここに落ち着いている」という。