警官借りた民泊先に少年侵入し寝込む、起きたら手錠姿に 米
(CNN) 米ウィスコンシン州ミルウォーキー中心部の民泊施設に侵入した10代少年が寝込んでしまい、研修行事に参加するため宿泊していた保安官補3人に取り押さえられる珍しい捕物劇がこのほどあった。
米モンタナ州から来ていた保安官補の1人はCNNの取材に、この宿泊先は民泊仲介サイトの米Airbnb(エアビーアンドビー)を通じて確保していたと説明。
拘束の様子をとらえた動画はSNS「TikTok(ティックトック)」に掲載され、18万3000件以上の「いいね!」を集めた。映像には夜中に侵入していた少年にカメラを向ける場面などが盛り込まれていた。
「目覚めたら手錠姿になっていた」ともつづっていた。
保安官補3人は夜に別々の時間帯に宿泊先へ戻り、騒音に気づいたものの同僚によるものと思い込み、確認もしなかった。翌朝起床し、出かける準備をしていた際、1カ所のドアが開いていることを見つけた。
家内を調べたところ、寝室で寝入っている少年に出くわしていた。酔ったような様子もあったという。少年による違法行為への関与などは把握出来なかったが、治安対策を理由に捕まえ、地元警察に連絡していた。
少年は動画の中で保安官補に「いろいろな場所で寝て来たが、今回のようなことは初めて」と落胆していた。
ミルウォーキー警察によると、保安官補3人は特段の迷惑行為もなかったことなどから少年の立件を望まなかったという。保安官補の1人はCNNの取材に「飲み過ぎるなというのが教訓だ」と締めくくった。