米当局のUFO報告書、「宇宙人の宇宙船」と確認する証拠なし 情報筋
ワシントン(CNN) 米情報当局は、海軍パイロットによる遭遇事例が近年報告されていた未確認飛行物体(UFO)について、宇宙人の宇宙船と確認できる証拠が現時点では見つからなかったとした。ただこれらの謎の物体の正体に関して、まだ決定的な判断を下す段階には至っていないという。
近く発表されるUFOの報告書の内容に詳しい情報筋5人が明らかにした。報告書は今月、連邦議会に提出されるとみられている。
これらの情報筋のうち3人によれば、報告書は当該のUFOが宇宙人の宇宙船である可能性を排除していないという。
報告書のこうした曖昧(あいまい)さは、地球外生命体に関する決定的な証拠を望んでやまないUFOファンの期待をそぐものかもしれない。
それでも報告書が持つ意義は決して小さくはない。これまでの事情を考慮すればなおさらだ。情報筋が説明するように、長年にわたって国防総省内部では、目撃報告自体を認めるかどうかでさえ論争が起きていた。米軍要員によるそうした説明のつかない目撃例は、今や数百件に達している。
今回の報告の詳細は、米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じた。